移ろうもの

 

ジョジョ・ラビット』を観ました

ジョジョ・ラビット (字幕版)

ジョジョ・ラビット (字幕版)

  • 発売日: 2020/05/20
  • メディア: Prime Video
 

面白いのに繊細で

皮肉も効いていて

よく出来ているなと感心

 

今までクセのある役が多すぎて ちょっと良い人演じただけで好感度が上がってしまうサム・ロックウェルとか

主人公の空想上の友達アドルフをコミカルに演じる 監督のタイカ・ワイティティとか

何より 主人公ジョジョ役のローマン・グリフィン・ディビス君が 強い者への憧れや 教え込まれた思想と自分の気持ちとのずれ 淡い恋心など 伸びやかに表現していました

肝っ玉母さんっぷりが素に近そうなスカーレット・ヨハンソンと 顔が似ていて本当の親子みたいだったし

 

 

常々 自分の考えを

その時代のモラルや常識に頼り過ぎてはいけないと思っていて

 

今年の初めなんて “マスク姿で接客するのはお客様に失礼” だから

百貨店などで販売員のマスク着用を認めない なんてニュースをやっていたけれど

今ではノーマスクで接客する方が 客に不安を感じさせてしまう世の中

 

常識は 外からの変化で移ろいやすくて

何が最善かなんて 後になってみないと分からないことも多い

その時々で自分が良いと思うものを選択していくしかないのですが

 

ナチズムの中にあっても

自分の考えを世間の風潮任せにせず 

信念にのっとって 命をかけてユダヤ人を救おうとした人達の存在は

いつも私に力を与えてくれます

 

 

 

それから

「現在」は

未来だけじゃなくて

過去も変えるんだな って思わせられたのが

ドリュー・バリモア

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祖父母 おじおば 名優ぞろい 芸能一家のバリモアさん

 

言わずと知れた スピルバーグの「ET」で一躍有名になるも

幼い頃からショービズ界のあれこれを見てしまった子役あるあるで

9歳から飲酒や喫煙

これではいかんとリハビリセンターに通い

魔性の女系の役多めで コンスタントに映画出演を重ねた結果

 

1998年 主演作がヒットし再ブレイク

ウェディング・シンガー

エバー・アフター』 

 

1999年

『25年目のキス』では主演と製作総指揮も務め

 

2000年

チャーリーズ・エンジェル』につながる

 

ウェディング・シンガー』のグッドガール役で再ブレイク と注目された時

清純派から妖艶な感じへ路線変更するケースは珍しくないけど

逆パターンもありなのか!と驚きましたが

自分も含め 世間って案外 こうした変化を違和感なく受け入れるものなんだな と感心した覚えがあります

まあ 納得のキュートさでしたが

 

 

たとえ今が困難な時期でも 腐らず努力を続ければ

ある日突然 世間の評価を得る日も来るでしょう

その時も そんな声にふりまわされずに

自分の心の声を大切に 歩き続けて欲しいです

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未来も過去も 世間の風向きが変わる時