『30年後の同窓会』
どんなあらすじか知った上で録画予約したはずなのに
あらすじも 録画予約したことも
すっかり忘れていて
まっさらな状態で観たら
しみじみと良い作品でびっくり
『30年後の同窓会』
かつてベトナム戦争で苦楽をともにした3人の旧友が30年ぶりに再会し、旧交を温めるさまを、R・リンクレイター監督が実力派同士の共演で味わい深く描いた秀作ドラマ。
2003年。ひとり気ままにバーを営む中年男のサルのもとへ、かつてベトナム戦争をともに戦い、以後30年間互いに音信不通の状態だった旧友のドクが、ある日突然やって来る。さらにもうひとりの戦友で、今は敬虔な牧師となったミューラーを訪ねたところで、ドクは、自分の息子がイラク戦争で戦死したばかりであることを2人に打ち明ける。かくして3人は、ドクの息子の遺体を米軍基地まで引き取りに行く旅路へ一緒に出発する。
・サル:ブライアン・クランストン
・ドク:スティーヴ・カレル
・ミューラー:ローレンス・フィッシュバーン
ドクの息子がイラク戦争で命を落としたことから
ベトナム戦争を共にしたサル ドク ミューラーの3人は
未だ癒えることのない戦争の傷と記憶に
再度向き合うことになる
国のためと信じて戦ったけれど
戦争の本当の目的とは何だったのか
重いテーマでありながら
いくつになっても悪ガキ気質が抜けないような
隙あらば下ネタで大盛り上がりしがちな おっさん達のせいで
清濁併せ呑んだような作品に仕上がってます
スティーブ・カレル
私は未だにコメディの印象が強いけれど
演技を感じさせずに
“抑制された傷心の人間がそこにいる” という感じ
良かったです