天賦の才能の代償

 

 

 

 

 

 

あなたの心をひきつけてやまないものがあったら

 

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それは 人生の中でも数少ない大切なもの

 

あなた自身が本当に必要としているもの

 

 

 

世間の常識や 他人の意見は横に置いて

 

あなたの心が欲するものを大切にすればいい

 

いつか そのかけがえのないものが

 

雪のように消えてしまったとしても

 

かつて それほどまでに美しいものを持っていたということに変わりはない

 

それは消えてしまったわけではなくて

 

今のあなた自身をつくりあげる 大切な要素となっているから

 

 

 

ってね

しらふの真っ昼間から 気持ち悪いポエマーになってしまった金曜日

週末の疲れでしょうか

 

 

 

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『聖マタイの召命』Martirio di san Matteo

 

特別な才能を持って生まれた人って

それと引き替えにみたいに 抱える試練も大きくて

 

画家のカラヴァッジョもそんな一人

 

有り余る才能を持ち その才能を認められて 絵の制作依頼も順調

お金に困らないはずなのに

素行がよろしくなくて 問題を引き起こす

けんかっ早さが仇となって 殺人を犯してしまう 

 

画風と同じく 光と影 激動の人生です

天才の宿命でしょうか

 

生きづらさを抱えながら どうしようもない思いを

絵筆にぶつけたのでしょう

 

逆にもし そういう負荷がなかったら

後世に名を残すほどの画家になっていなかったかもしれません

 

死後 彼の名前と作品は忘れられますが 20世紀に入って再評価

 

生前たくさん残した宗教画

名だたる美術館のほか 教会にも置かれています

 

前出の作品も 依頼を受けたサン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会に今もありますからね

 

描かれた聖女の顔が みんな知ってる娼婦で騒然となったとか

逸話には事欠きませんが

 

ちょっとこの人 殺人者なんですけど

そんな人の絵飾るなんて 倫理的にどうなんですかぁ!?

とか誰も言ったりしない 教会側も絵を外したりしない

作品と画家個人をしっかり分けてる

 

 

何の予備知識もなく 感銘を受けたことがあったら 

素直な心の反応として 受け止めれば良いと思います

 

 

ユチョンとつなげて どうこう言いたい訳ではありません 全然似てないですし

ユチョンは粗暴さのかけらもない どちらかというと少女のような人!ですからね